国連の中国軍縮大使の日本批判が思わぬ展開に=「自らの歴史に向き合う勇気のない国は…」に、中国ネットから「自分たちはどうなんだ」と皮肉の嵐

Record China    2015年11月4日(水) 17時20分

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3日、国連での中国大使の発言に、中国ネットユーザーの注目が集まっている。写真は国連本部。

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2015年11月3日、国連での中国軍縮大使の発言に、中国ネットユーザーの注目が集まっている。

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2日に行われた国連総会の軍縮問題を話し合う委員会で、日本が主導した核兵器廃絶決議案が採択された。内容は、世界各国の指導者らに被爆地である広島・長崎への訪問を促す内容が含まれている。採決では156カ国が賛成したが、中国、北朝鮮ロシアが反対票を投じたほか、核保有国の米国英国、フランスなどは棄権した。

特に中国は、歴史問題に言及して日本を厳しく批判。傅聡(フー・ツォン)軍縮大使は、決議案に各国の指導者らに広島・長崎への訪問を促す文言を明記することについて、「日本は核軍縮と人道主義の名を借りて被害者を装い、歴史を覆い隠し、歪曲(わいきょく)しようとしている」とし、「中国は日本に歴史を正視するよう促す。自らの歴史に向き合う勇気のない国は、より大きな国際的な責任を負うことはできない」と日本を批判した。

この発言について、中国版ツイッター・微博の国連のアカウントに多くのコメントが集まった。中でも多かったのが「最後の一言」、つまり「自らの歴史に向き合う勇気のない国は〜」のくだりに言及し、自国を皮肉るものだ。

具体的には、「最後の一言は、自分で自分の横っ面をひっぱたいたな」「自らの歴史に向き合う勇気のない国って、誰のことを言ってるのかね?」「最後の一言は、まさにその通りだよ」「自分たちはどうやって歴史を改ざんしたか言いなさい」「一国の政府が自国民に対して犯した罪は、全世界に対する罪」「国連はわが国の文革についても評価してください」といったコメントが並ぶ。

このほか、「世界の指導者を南京に呼んで、日本がなぜ原爆を落とされなければならなかったのか理解させるべき」「日本は何もしていないのに原爆を落とされたとでも言うつもりか?」といった中国政府の立場を支持するコメントや、「日本は確かに原爆の被害者。あれほど多くの庶民の命が失われた。戦争に勝者はいない。政治的な色眼鏡で日本を批判するのは良くない」といった日本の主張に理解を示す意見も見られた。(翻訳・編集/北田

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