中国の対外援助、北朝鮮が最大ではなかった―米華字メディア

Record China    2016年1月20日(水) 6時0分

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17日、中国の対外援助は比較的長い歴史を持つが、その最大の援助対象は北朝鮮ではなく、ベトナムだという。かつて食糧や軍事物資、兵器の多くを無償で提供していた。

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2016年1月17日、米華字メディア・多維新聞によると、中国の対外援助は比較的長い歴史を持つが、その最大の援助対象は北朝鮮ではないという。

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中国が対外援助を行うようになったのは、1949年の建国から1年もたたない時期からで、貧しい中でのスタートだった。中国外交部の記録によると、76年までの間に経済的に援助した国は110カ国・地域に上るが、その中でも特に援助を積極的に行ったのが北朝鮮とベトナム、アルバニアの3カ国だ。

50年に起きた朝鮮戦争では、中国は100万人余りもの義勇兵を送り込み、多額の戦費を投じた。51年の総財政収入は69億5000万元だったが、軍事費は33億4000万元に上り、朝鮮戦争の費用は50年の財政収入に相当する額だった。53年には金日成(キム・イルソン)主席が中国を訪問し、経済文化合作協定を締結した。中国は北朝鮮の債務を免除。多額の無償経済援助も行い、60年余りたった現在も北朝鮮への援助を続けている。

しかし、最大の援助対象は北朝鮮ではない。ベトナムへの援助は期間も規模も最大で、78年までに中国が援助した総額200億ドルを超える軍事物資と6億3500万ドルの資金は大半が無条件かつ無償だった。当時、中国も食糧難だったが、多くの食糧をベトナムに提供した。62年から兵器の提供が始まり、72年ごろからはさらなる無償による兵器提供が優先的に行われ、中国の軍事力・経済力を超えるほどの支援を行った。

アルバニアへの支援は54年から始まった。その他にも中国は多くの発展途上国に援助を行い、アフリカではスポーツ施設を無償で20カ所余り建設。国際オリンピック委員会(IOC)サマランチ元会長は「中国の最も良いスポーツ施設が見たければ、アフリカへ行くことだ」と話していた。(翻訳・編集/岡田)

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