2015年11月1日、中国新聞網は、台湾のカフェで起きた心温まる出来事について紹介した。

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台湾メディア・聯合新聞網によると、先月、台北市にある「Tutti Cafe」に1人の高齢の男性が訪れた。男性は店員に「トマトスパゲティを作っていただけますか？私は歯がないので、パスタを柔らかく煮て、細かく切ってほしいのです」と頼んだ。店員が「お肉は食べられますか？」と聞くと、「食べられません。代わりに卵を入れていただければ。作っていただけますか？夜にまた来ますので」と答えた。おそらく男性は、作るのに時間がかかってしまうことを気にしたのだろう。店は男性の頼みを快く引き受け、言われた通りパスタを柔らかく煮て、細かく切った。その上、肉もかまなくても食べられるように細かくして提供した。

それから数日後、再び店にやってきた男性は、ジュースを飲んだ後の支払いの際に「またあのスパゲティが食べたいのですが。とてもおいしかった。夜にまた来ますので準備しておいてもらえますか？」と言った。夜に男性が来店して、アツアツのスパゲティを「ふうふう」と冷ましながらスプーンで食べる様子を見て、店員たちは熱いものが込み上げたという。店はフェイスブックで「あなたのために作った料理を気に入ってくれてありがとう」とコメントしている。

この出来事に、台湾のネットユーザーからは、「生きているうちにこういう店に巡り合えてよかった」「このおじいさんにこんなに温かいことをしてくれてありがとう。感動して泣いてしまいました」「なんてことだよ！このスパゲティにはタマネギを入れ過ぎだ！そのせいで涙が…」「こんなに涙を誘うスパゲティがあるか？」「人は誰もが老いる。相手の身になって考えれば、この社会は温かさに満ちあふれる」といったコメントが寄せられたという。（翻訳・編集/北田）