でばなでつまずく韓国の教科書国定化=編さんチームの主筆、セクハラ疑惑により数日で辞退―韓国メディア

Record China    2015年11月9日(月) 9時50分

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9日、韓国政府は韓国歴史学界の権威であるソウル大の崔夢竜名誉教授を歴史教科書編さんの主筆に招くことに成功。ところが、セクハラ疑惑により崔氏は就任間もなく主筆を辞退した。資料写真。

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2015年11月9日、韓国では歴史教科書の国定化に野党が強く反対し、学界や学生らの間でも大きな物議を醸している。多くの歴史学者が編さん作業には参加しないと表明する中、韓国政府は韓国歴史学界の権威であるソウル大の崔夢竜名誉教授を編さんの主筆に招くことに成功。ところが、セクハラ疑惑により崔氏は就任間もなく主筆を辞退した。環球時報が伝えた。

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韓国・KBSは8日の報道で、崔氏が4日に自宅で取材を受けた際、女性記者にセクハラと受け取れる言動や行為を行ったと報じた。さらに韓国・東亜日報によると、崔氏はセクハラを否定したものの、歴史教科書編さんの障害になりたくない考えから当局に辞意を伝え、辞退が受理された。

韓国政府は2017年から中学と高校で「国が定めた歴史教科書を取り入れる」と表明しており、教育省が委託した「歴史編さん委員会」が作成した教科書を使用する方針を示していた。同編さん委員会には約40人が在籍しているが、当局が公表した代表者は崔氏を含め2人だけだった。崔氏の早すぎる辞退により、韓国の教科書国定化はでばなでつまずいてしまったと言えるだろう。(翻訳・編集/内山

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