変わる韓国のお葬式文化、火葬急増で火葬場が不足=韓国ネット「市役所に1つずつ火葬場を」「土葬のお墓の文化も考え直す時?」

Record China    2015年11月11日(水) 7時7分

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9日、長らく土葬が一般的だった韓国だが、近年火葬件数が急増し都市部などで火葬場不足が問題となっているとの報道に、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。写真はソウル。

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2015年11月9日、韓国・SBSテレビによると、韓国では長らく土葬が一般的に行われていたが、時代の変化とともに近年火葬件数が増え、人口の多い都市部などで火葬場不足が深刻な問題となっている。

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韓国保健福祉部の発表によると、韓国での昨年の火葬の割合は79.2%、1994年の20.5%から20年で実に4倍近くに増えた。2005年に土葬の件数を上回って以降、火葬は毎年約3%ずつ増加しており、今年は80%を超えることが予想される。韓国葬礼文化振興院の調査では、火葬を希望する理由として「管理が容易」の回答が40.6%で最も多く、「衛生的」(36.2%)、「手続きが簡便」(13.6%)などが続き、時代の変化が韓国人の埋葬文化にも影響していることが分かる。

一方で近ごろ問題となっているのが、火葬施設の不足だ。首都ソウル市内の火葬場はわずか2カ所、近郊の京畿道内にも3カ所のみ。首都圏では、火葬の予約が取れずに葬儀から出棺・火葬まで3〜4日待つことも珍しくない。こうした状況に保健福祉部の関係者は「施設拡充の必要性は認識しているが、地域の反発もあり実現には時間がかかる」としている。

これについて、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「ほっておけばいい。自分の町に火葬場ができるとなると猛反対するような人からは、利用する時にお金をたくさん取ればいいんだ」

「土地の値段が下がるとか言ってみんなが反対するからこんなことになった。それくらいは受け入れるべきなのでは?」

「人口が密集した都市部には、義務として火葬場を建てるべき」

「区役所や市役所に一つずつ火葬場を造ればいい」

「もう土葬のお墓の文化自体を考え直す時なのかな?」

「時代の流れには従うべき。今ある土葬のお墓だって、数十年後に管理されているかどうか…」

「お墓は100年もたてば跡形もなくなる。火葬の方がいい」

「住む土地がなくてどんどん高い建物を造る時代、土葬用のお墓にまで土地を回せない」

「土葬する山もないんだから、自然の、正しい流れだよ」

「一生をこの世で暮らせたら、それで良しとすべき。ちゃんと埋葬してもらえるか、法事をしてもらえるかなんていう心配はぜいたくだ」

「愛する人を心にとどめる方法はいろいろある。何も土葬にこだわる必要はない」(翻訳・編集/和氣)

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