2015年11月10日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領が2日に行われた日韓首脳会談について閣議で発言、会談での合意に基づき「慰安婦問題が最大限早期に解決されるよう取り組んでほしい」と述べた。

【その他の写真】

1日に開かれた日中韓3カ国の首脳会議については、「われわれの主導により北東アジアの3カ国がソウルに集い、3国間の、そして各2国間の協力を議論する場をつくったという点で歴史的な意味があった」と評価した。さらに、「今回の首脳会議を通して醸成された3国の協力の動きが今後も維持されるよう、外交的努力を強化してもらいたい」と述べた。

一方、慰安婦問題について話し合う日韓局長級協議は11日、日韓首脳会談後では初めてソウルで開催される予定。朴大統領の発言はこうした動きも念頭に置いたものとみられるが、韓国のネットユーザーから寄せられた反応は冷ややかだ。

「でも韓国政府は元慰安婦のおばあさんたちへの支援金をやめるらしいよね？それで慰安婦問題を語る資格があるのか？」

「政権を執って何年目？今まで何をしてたの？口で言ってるだけじゃなくて、今すぐ安倍首相に連絡するとか、行動を起こして。ショーはもうたくさん」

「国定教科書の宣伝費はあるのに、元慰安婦への支援金を打ち切るなんて。人としてどうかと思う」

「この政権で解決は無理そうだ。おばあさんたち、申し訳ないけど（朴大統領の任期満了までの）あと2年だけ我慢してください」

「早期って…元慰安婦はもう何人もいなくなってしまっているのに」

「大統領の発言は、まるでせりふを録音しておいて繰り返し再生してるみたい。誠意をうんぬんしてる人のはずが、まったく誠意が感じられない」

「この政権の慰安婦の話題は全部ショーだ。政権が変わったらこの話題もなくなるだろう」（翻訳・編集/和氣）