2015年11月12日、イタリアのメディアがサッカー元日本代表の中田英寿氏を「アジアで歴代最高の選手」と評価したと韓国・スポータルコリアが報じ、韓国のネットユーザーの反響を呼んでいる。

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イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」は10日（現地時間）、セリエAで活躍した元選手らを振り返る企画の中で、「歴代アジア最高の選手は中田」とのコラム記事を掲載した。

記事は、「中田はアジアのサッカー史上最も才能ある選手だった。当時、自身を指導していたペルージャのカルロ・マッツォーネ監督を満足させるほど、見事な技量をみせていた」と中田氏を評価、さらに「中田はイタリアのリーグで最も大きな成功を収めた最初の日本人選手だ」と称賛の言葉を重ね、その全盛期の活躍を懐かしんだ。

しかしこうした評価を、韓国のネットユーザーは素直に受け止めにくいところがあるようで、さまざまな異論が寄せられている。

「それは、セリエAでの話！」

「英国メディアだったら当然、朴智星（パク・チソン。英プレミアリーグで活躍した元韓国代表選手）だよね」

「イタリアで活躍するアジアの選手は日本人ばかり。韓国の選手は、レベルが劣るイタリアではやりたがらないんだ」

「アジアの最高は車範根（チャ・ボムグン。独リーグで活躍した元韓国代表選手・監督）だ」

「70〜80年代のヨーロッパでの車範根の成績と、2000年代の中田の成績は比べられない」

「いやいや、中田が仮に朴智星を超えても、まだ車範根が待っているよ」

「イタリアでなぜ韓国人の名前が挙がらないか？それは、02年のW杯、安貞桓（アン・ジョンファン）のゴールで韓国がイタリアを負かしたからだ」

「セリエAが駄目になってきたのは、中田の頃からでは？」

「これは称賛ではないと思う。アジアのレベルで言ったら最高、という解釈も可能だ」

「まあ、日本の選手の中では、中田が歴代最高だろうね」（翻訳・編集/和氣）