2015年11月20日、ダボス会議で知られる世界経済フォーラム（WEF）が19日に発表した2015年の世界男女平等ランキングによると、日本は調査対象となった145カ国中101位で、韓国は115位だった。これに日韓両国のネットユーザーは「ちょっと低すぎ」「女性大統領がいて…」など、さまざまな反応を見せている。

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WEFの報告書によると、1〜10位はアイスランド、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、アイルランド、ルワンダ、フィリピン、スイス、スロベニア、ニュージーランド。中国は日韓両国より上の91位となった。

日本の101位は昨年から3ランク上昇したものの、先進7カ国（G7）で最下位。日本メディアは「安倍内閣で女性閣僚が一時5人まで増え、女性の政治参画に対する評価が改善したが、賃金の平等度や女性管理職、専門職の数では後退し、総合ではわずかな改善にとどまった」などと伝えた。

これに対し、日本のネットユーザーは「G7で最下位は納得できるにしても101位は低すぎだろ」「確かにと思う部分もあるけれど、ちょっと低すぎますよ」などとコメント。

ランキングそのものを疑問視する「何を持って平等って評価になるんだろう。その国の男女の価値観によって、平等って変わると思うんだけど」「国民という見方なら、かなり平等だと思うよ。確かに性別の差によるものは否定はしないが、制度的なものはほとんど平等」などの声もあった。

一方、韓国・聯合ニュースによると、韓国の男女平等指数は0．651（1に近いほど平等）で、女性に対する乱暴事件が頻繁に報じられるインド（108位）や、ネパール（110位）、リベリア（112位）といった国々よりも低くランク付けされた。

韓国のネットユーザーは「女性大統領がいて、女性家族部がある国が115位だなんてあり得る？正当な調査をしたの？」「10位以内には入ると思っていたのに！女性のパワーが強過ぎたのか？」などと落胆。

その一方で、男女の“逆格差”があるとして、「韓国は男性が逆差別を受ける社会だから…」「韓国は本当に男女差別が深刻だ。男性は夜遅くまで奴隷のように働いているのに、観光地など余暇を楽しむ場所は女性だらけ。かわいそうな韓国人男性！」「女性にも兵役義務を課せば、順位を上げられるのでは？」などの書き込みも寄せられた。（編集/大隅）