2015年11月22日、韓国・聯合ニュースによると、韓国国民の目で捉えた韓国経済の年齢が平均50．8歳と算出された。

韓国の全国経済人連合会が全国の成人男女800人を対象に「韓国経済の現状に関する国民意識」を調査した結果、「韓国経済の活力を年齢で表現すると？」の質問に対し「50代以上」との回答が51．2％に達した。「40代」との回答は33．8％、「30代以下」は14．2％だった。全回答の平均値50．8歳は、一般企業で言えばだいたい部長クラス、韓国国民の平均年齢40．3歳を大きく上回っており、経済の低成長が長引くのではとの国民の不安が表れた数字とも言えそうだ。

11年以降、経済成長率が年率2〜3％台にとどまっていることについては、回答者の88．5％が懸念を示し、30．4％は「非常に懸念される」と答えた。また、韓国経済の活力を脅かす最大の要因には、「出生率低下・高齢化」（26．8％）、「若者の高い失業率」（24．3％）を選んだ回答が多かった。

これに、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「もう望みがない。日本の『失われた20年』よりも2倍は長い不況になるだろう」

「当たってるね。稼いだお金は多少あるものの余裕はなく、中国などの後輩に押されている状態」

「韓国経済は事実上、崩壊中だ。そうは言ってないだけ」

「国のすべての指標が低成長を示しているのに、家の値段だけは上がり続けている」

「もう駄目になってだいぶ長いよ。何の希望もない」

「国民が成長しない国で、経済だけ発展してもねえ」

「大統領の頭の中が70年代方式」

「基本のなっていない国が持つ可能性は限定的だ」

「財閥や政治家、公務員、公共機関、すべてを改革しなければ没落する」

「老人天国を目の前にして、若者が失神状態という点が問題」

「大統領の言う『創造経済』は、いつやるつもりなのかな？」（翻訳・編集/吉金）