2016年1月18日、一人っ子政策の廃止に伴い2人目の子どもを産もうと計画する女性もいるが、こうした女性にとって就職市場は風当たりが厳しくなっている。武漢晨報が伝えた。

16日に湖北省武漢市で行われた大型の就職イベントで覆面調査を実施した結果、10社のうち8社が「2人目を計画している」を理由に採用を拒否した。さらに、同市の人材会社が300社余りを対象に行った調査では、8割以上の企業が2人目を計画している女性求職者の採用に対し消極的であることが分かった。

企業の懸念について専門家は、「出産により女性は長期の休暇に入ることになり、企業にとっては経済的にも人材的にも痛手となるため、2人目を計画する女性の採用には消極的」と指摘している。個人の利益を守る一方で、企業の損失も避けなければならない。双方のバランスをいかに保ち、2人目を計画する女性の権益をどう保障するのか、急務で解決しなければならない問題だ。（翻訳・編集/内山）