2015年11月26日、中国のある大学の寮で公布されている「衛生検査の決まり」が、中国のネットで話題になっている。

広東省恵州市にある恵州学院では、寮の衛生や規律、安全を守るために各部屋に対して検査が行われているのだが、その検査にかかる決まりが話題になっている。それは、「ごみ箱の中にごみがあってはならない」「窓枠にほこりがあってはならない」「洋服はベッドや椅子に干してはならない」「靴はベッドの下か下駄箱にしまうこと」「ベッドの上には寝具以外置かないこと」「検査の際に寝ている者がいれば、検査員を軽視しているとみなす」といったものだ。これらの決まりに、同校の学生の55％が反対しており、賛成派はわずか15％だという。

これを受け、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）には、「レベルの低い大学ほど、こういうことに力を入れたがる」「ごみ箱にごみがあっちゃだめって、じゃあ何を入れるんだ？」「朝7時に検査に来るんだぜ？授業もないのに起きないといけないのか？」「うちの大学の寮は、私たちが授業に行ってる間に勝手に入って検査されるよ」「これくらいまだいい。私のところは、机の上に物を置くのも、昼間にベッドに横になるのもダメ」「子どものころからずっとそう。大人が気に入らないことは『しっかり勉強するため』といって押し付けられる」といった反発する声が多いが、中には「きちんと管理してくれるのはありがたいこと」といった意見も見られる。（翻訳・編集/北田）