拡大
30日、上海市ではフィリピン人メイドの個人雇用を禁止したにもかかわらず、非合法で雇う人間が後を絶たない。彼女たちの多くが大卒レベルの学歴を有し、流暢な英語を話せるため。写真は公園でくつろぐ香港のフィリピン人メイドたち。
2007年10月30日、上海の有力紙「新聞晨報」はフィリピン人メイドの個人雇用を禁止している上海市では、隠れて彼女たちを雇用しているケースが後を絶たないと報じた。
上海市の家政婦派遣業界によると、仕事の都合で同市に家族とともに長期滞在する香港人・マカオ人・台湾人や国内の裕福な家庭では、フィリピン人メイドを雇用するのが主流で、毎日平均20〜30人ほどの正式な派遣依頼があるとのこと。
上海市がフィリピン人メイドの雇用を禁止してからは、非合法のルートを通じて彼女らを雇い入れるケースが急増しており問題化している。法を犯してまでもフィリピン人メイドを雇いたいのは、中国人メイドとは意思の疎通ができないからという外国人の雇い主が多い。だが、フィリピン人メイドの多くが大卒で流暢な英語が話せることから、子供たちの教育のためというのが本音のようだ。(翻訳・編集/本郷智子)
ピックアップ
この記事のコメントを見る