米トランプ氏のイスラム教徒入国禁止発言、米政府「米国の価値観に反する」―米メディア

Record China    2015年12月8日(火) 21時50分

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7日、来年の米大統領選の共和党候補者氏名争いで首位となっているドナルド・トランプ氏は、イスラム教徒の米国入国を当面は禁止すべきだと表明した。資料写真。

2015年12月8日、米CNNによると、来年の米大統領選の共和党候補者氏名争いで首位となっているドナルド・トランプ氏は7日、イスラム教徒の米国入国を当面は禁止すべきだと表明した。これに対し、米ホワイトハウスは「米国の価値観、利益に完全に相反する発言だ」と批判している。環球時報(電子版)が伝えた。

米ホワイトハウスのアーネスト報道官は「トランプ氏の発言を人々は『選挙のための冗談だ』と思うだろう。しかし、彼はこの種の『冷笑』を使って米国を分裂させようとしている」と語った。

オバマ米大統領の外交ブレーンの一人であるローデス氏は「トランプ氏の発言は国の安全にとってマイナスになる」と指摘。過激派組織「イスラム国」がトランプ氏のような発想を利用し「米国とイスラムの国々に戦争を起こさせようとしている」と主張した。米国がトランプ氏のように宗教により断絶するならば、「イスラム国」の思うつぼだとも指摘した。

トランプ氏は米カリフォルニア主で起きた銃乱射事件で、容疑者がイスラム過激派の影響を受けたとされることを念頭に発言している。(翻訳・編集/大宮)

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