2015年11月30日、中国新聞網によると、トルコのオランダ総領事館が思わぬ“とばっちり”を受けた。

先日、トルコ軍機がロシア軍機を撃墜した事件を受け、ロシア機が“領空侵犯”したことに怒りを露わにするイスタンブール市民が、ロシア総領事館に押し寄せた。ところがその際、一部の市民らがロシア総領事館と間違えて隣接するオランダ総領事館に卵を投げつけたという。両国の国旗はデザインや色使いがよく似ている。思わぬとばっちりを受けたオランダ総領事館は、ツイッターで「トルコのデモ参加者たちは、いつも隣のロシア領事館と間違える」とつぶやいた。

24日に起きたトルコ軍機によるロシア軍機撃墜事件では、ロシア軍機のパイロットら2人が犠牲に。トルコ側はロシア機が領空侵犯し、繰り返し警告を発したと主張しているが、ロシア側は領空侵犯も警告もなかったとしており、両者の言い分は真っ向から対立している。ロシアはトルコからの首脳会談の要請を拒否し、経済制裁を発動すると宣言している。（翻訳・編集/北田）