2015年12月5日、中国メディアの瀋陽晩報が、瀋陽市のバス内で1日、小学生の男の子がお年寄りに席を譲るのが遅れたため、この年寄りから罵倒されたと伝えた。

目撃者によれば、この小学生はお年寄りに気が付いてから席を譲ったものの、このお年寄りは怒りが収まらず、下車するまでの間、ずっと小学生を罵倒していたという。周りの乗客が諌めても聞く耳を持たず、他の乗客たちのことも罵倒したという。

このニュースが中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で伝えられると、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

「かつての紅衛兵だな」

「文化大革命の名残ですね」

「チンピラは年をとってもチンピラ」

「年寄りが悪くなったのではなくて、悪者が年寄りになっただけ」

「はっきり言ってすべての老人が尊敬に値するわけではない」

「人の品格と年齢はまったく関係がない」

「人を罵倒できるくらい元気な老人に席を譲る必要はない」

「礼儀やマナーはこういう老人のために示すものではない」

「席を譲って立ったまま罵倒されるのだったら、譲らずに座ったまま罵倒された方がいい」

「小学生も登下校するのが大変なんだな」

「小学生だって学校で疲れているんだ。席を譲るべきではない」

「こういう道理が通用しない世代が世の中からいなくなれば、この社会は進歩できると思う」（翻訳・編集/山中）