2015年12月7日、米紙ニューヨーク・タイムズによると、米アップルとの特許訴訟で、韓国のサムスン電子はアップルに賠償金約5億4800万ドル（約674億円）を支払うことを明らかにした。

米カリフォルニア州の連邦地方裁判所に3日に提出された書面によると、スマートフォンの特許をめぐる訴訟で、サムスンがアップルに5億4800万ドルを支払うことで両社が合意した。2011年にアップルが､iPhoneの外観や技術などをまねたとしてサムスンを提訴した特許訴訟では、今年春の連邦地裁の控訴審判決で、サムスンに5億4800万ドルの支払いが命じられており、サムスンが控訴審判決に従い、賠償金を支払うことを明らかにした。だが、現在、最高裁で審理が行われていることから、サムスンは書面の中で、「今月、判決が変わったり、特許が無効となったりした場合、アップルから一部あるいは全額が払い戻される可能性がある」と述べている。

この報道に、米国のネットユーザーがコメントを寄せている。

「サムスンは恥ずかしげもなく繰り返しアップルのまねをしていることを認めるべきだ。製品の見た目だけでなく、サムスンペイといったサービス名にしても、まるで奇跡的な偶然の一致であるふりをするのではなくてね」

「サムスンはものすごいパクリだ。イノベーションはなく、そっくりまねをしている」

「これで解決だな」

「戦いはまだ終わっていない」

「アップルこそ、他のどの企業よりも盗んだりだまし取ったりしている」

「なんてことだ。アップルは大人になった方がいい」（翻訳・編集/蘆田）