気象予報をリアルタイムで！テレビ番組に情報「割り込み」を要請―中国

2007年11月1日、中国の広電総局と気象局は全国のテレビ・ラジオ局に対し、大規模な災害が予測される場合は通常の番組を中断して、地域に必要な情報を流すことを求める通達を出した。これにより、全国の視聴者は気象災害に関する重要情報を即時に得られるようになる。

通達では、大規模災害が予想される気象情報や突発的で緊急性の高い避難情報を該当地域の住民にリアルタイムで通知することを求めた。番組放送中にアナウンサーがニュースを読む、あるいは字幕や文字ニュースを画面に流すなど、緊急度に合わせて対応するよう指導した。

中国では毎年、気象災害の被害者が4億人を超え、経済的損失も年間2000億元(約3兆2000億円)とGDPの1−3％に相当することから、未然の災害防止が急務といわれていた。（翻訳・編集/WF）