タイム誌、2015年の「最も優れた発明品」を発表―中国紙

Record China    2015年12月10日(木) 5時14分

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8日、米タイム誌はこのほど、電動スクーター、地下公園、スマートな耳栓、海洋掃除機など、2015年の「最も優れた発明品」を発表した。

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2015年12月8日、米タイム誌はこのほど、電動スクーター、地下公園、スマートな耳栓、海洋掃除機など、2015年の「最も優れた発明品」を発表した。これらの発明品は世界をより良く、スマートにする。しかし中には、生活をよりユニークにする用途しかない発明品もある。華西都市報が伝えた。

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1.電動スクーター「ホバーボード」

ジャスティン・ビーバー、ジミー・ファロン、ケンダル・ジェンナーなど有名人のファンも多い電動スクーターは、今年最も好評を博した製品に選ばれた。この製品はスマートセルフバランス機能を持つ。利用者は重心を小幅調整することで、前進、後退、カーブすることができ、面白い変わった動作を見せることもできる。

2.地下公園

公園のデザイナーは、「この公園は今まで知られていたものとはまったく異なる」と述べた。これはNYロウアー・イースト・サイドの廃墟となった電車の終点駅だ。デザイナーと建築家はここを緑溢れる空間に変え、花を咲かせることで、日光浴を楽しみリラックスできる場所にしようとしている。公園には「長距離天窓システム」がある。このシステムは周辺の屋根から日光を集め、光ファイバーにより地下に取り入れる。それから光を反射する天井を使い、植物を成長させる。

3.スマートな耳栓

ニューヨークの実験室が開発したこの耳栓は、さまざまな騒音の音量を調節できる。この耳栓にはスマホアプリと連動するプロセッサを持つ。ユーザーは周波数を手動で調節できる。列車が大きな音をたて通過する際も、この耳栓があれば地下鉄の構内に立ち普段通りの声で会話をすることができる。さらには航空機内の赤ちゃんの鳴き声を遮断できる。

4.VRヘッドセット

VRヘッドセットにより、人は現実から逃避できる。これを着用すれば、たちまちイルカと水の中で戯れたり、ワーテルローの戦いで大活躍することができる。一方、マイクロソフトのホロレンズはARディスプレイで、現実世界にCGを投射することができる。こうすればユーザーは「仮想世界内に閉じ込められる」ことはなくなる。

5.赤ちゃんスマートモニター

「うちの子供は無事だろうか?」これはSproutling社が初めて発売した製品が、即座に答えることのできる問題だ。このFitbitに似た装置は、赤ちゃんの心拍数、体温、位置などの状況を追跡できる。通報が必要な場合は、携帯アプリによって保護者に注意を促す。同製品は赤ちゃんの習慣を理解すると、いつ目を覚ますかといった役立つ予測を行うことができる。

6.生理用パンツ

これまで女性は数十年に渡り、生理用ナプキンによって生理中の汚れを防いでいたが、これらの製品はかさばり高額だ。「パンツは同じ効果を発揮できないのだろうか?」と考えた開発者は、Tバックと普通のパンツによる一連の製品を開発した。パンツには湿気と汗を除去し、抗菌作用を持つ4枚のシートがあり、洗って繰り返し使用できる。

7.料理のコツを教えるフライパン

フライパンをどれほど温めるべきだろうか?いつかき混ぜるべきだろうか?火は通っただろうか?もし不慣れな料理を作る場合、このような問題に悩まされることだろう。スマートなフライパン「Pantelligent」は、これらの悩みを解消してくれる。携帯アプリで献立を選べば、このフライパンはブルートゥースと特殊な熱感知技術によって、リアルタイムで指導してくれる。また携帯電話の画面に、指示を表示してくれる。ミディアムレアのステーキが良ければ、ひっくり返すタイミングを知ることができる。

8.海洋掃除機

太平洋中部には多くのプラスチックごみが溜まっており、その面積はテキサス州を超えるほどだ。しかもこの面積は拡大を続けている。現在の網による引き揚げは、時間と費用が掛かり過ぎる。ある海洋清掃プロジェクトは、全長62マイル(100キロ)の柵を作ろうとしている。太陽光と波によって発電し、ごみを集める。海面から3メートルまで沈み、魚と海洋生物の妨げにならない。来年の試験に成功すれば、全面的な清掃プロジェクトを2020年に開始することになる。約10年間で海洋の42%のごみを除去できると見積もられている。

9.交流できるおもちゃ

この「会話ができる」恐竜は、IBMの質疑応答システム「ワトソン」を採用しており、5〜9歳の子供と有意義な手段による交流が可能だ。「私たちは月からどれぐらい離れているか」という言語のみの質問に回答するほか、この恐竜はWi−Fiにより子供たちと交流し、反応を理解することで、数学の勉強を手伝うことができる。例えば「2たす2は?」「10まで数えられる?」といった質問をする。CogniToys社のドナルド氏によると、この玩具の設計理念は「教育をクールに、興味深い体験を」だ。ドナルド氏は、「これは最高のおもちゃになるかもしれない」と話した。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)

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