Record China 2015年12月14日(月) 18時10分
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14日、中国の深刻な大気汚染問題に国内外の関心が集まる中、江蘇省張家港市のレストランが消費者に要求した「空気浄化費」が物議を醸している。資料写真。
2015年12月14日、中国の深刻な大気汚染問題に国内外の関心が集まる中、江蘇省張家港市のレストランが消費者に要求した「空気浄化費」が物議を醸している。
新華網の13日付の記事によると、このレストランは客1人につき1元(約20円)の「空気浄化費」を清算時に上乗せしていた。客に対する事前案内はしておらず、「質の高い食事環境を提供するために空気清浄装置を導入したが、稼働にかかる費用を補うために独断で徴収を始めた」と伝えられている。
これに対し、市の物価当局責任者は「消費者がレストランで空気を吸うことは当然のこと」と指摘。良好な食事環境の提供は飲食業者の義務であり、消費者が空気清浄サービスの「購入」を提案しない以上、これを商品として販売することは許されないとの考えを示した。別の関係者も「価格政策に対する理解が不十分。サービスを提供しさえすれば客に代金を要求できると考えている」と非難している。
その後、このレストランには7日以内の改善命令が出されたが、中国のネット上には「空気を吸うのにもお金を取られるの?」というコメントが寄せられる一方、「大気汚染は誰が責任を取るんだ?」「先に店からの説明があったら1元払ってもいい」「喫煙客に浄化費を払ってもらったら?」「もっと頭を使おうよ。料理の代金にプラス5元すれば良かったんだ」といった声も上がっている。(翻訳・編集/野谷)
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