脱北の在日女性「地上の楽園とだまされ帰国」、朝鮮総連に謝罪求める=韓国ネット「必ずしもうそとは言えない」「この世に楽園などあるはずがない」

Record China    2015年12月16日(水) 0時17分

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15日、55年前に北朝鮮への帰国船に乗った在日朝鮮人女性が朝鮮総連に対し帰国事業に関する謝罪を求めたとの報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。写真は朝鮮半島付近の地図。

2015年12月15日、韓国朝鮮日報によると、55年前に北朝鮮への帰国船に乗り後に日本に戻った72歳の女性が、日本の朝鮮人総連合会(朝鮮総連)本部を訪れ、北朝鮮を「地上の楽園」と偽り帰国事業を進めたことへの謝罪を求めた。

朝鮮半島出身の両親の下に京都で生まれた川崎栄子さんは1960年、17歳のときに帰国船に乗った。他の在日朝鮮人らと同じく、差別のひどい日本を離れ、「地上の楽園」とされた北朝鮮で暮らすためだった。その後は北朝鮮で結婚し子ども4人と暮らしていたが、還暦を迎え脱北、中国を経由し京都に戻った。北朝鮮では日本とは逆に「日本から来た」と差別を受けたという。

川崎さんは14日、脱北者の人権運動を続ける小川晴久東京大学名誉教授らと都内の朝鮮総連本部を訪問、建物前で、北朝鮮に送られた同胞の実態調査と、彼らをだまして帰国事業を行ったことへの謝罪を求めた。59年から始められた在日朝鮮人の帰国事業では、25年で合計9万3340人が北朝鮮に渡っている。

この報道に、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せた。

「朝鮮総連のせいで涙に暮れながら生きる韓国人は200人。これも氷山の一角だ」

「自由民主主義を愛する同胞は、韓国に送ってくれ」

「この世の中に楽園なんかあるはずないのに、甘い言葉にだまされて北朝鮮のような地獄に行くとは。純粋なのか、間抜けなのか…。人生というものは、苦行と苦痛の連続であり、希望と喜びの連続。楽園は心の中にあり、この世に楽園がないのなら、あの世にはきっとあるはずだ」

「当時の韓国は苦しかったからね」

「少なくとも70年代までは、韓国より北朝鮮の方が暮らしやすかった。必ずしもうそとは言えないと思うよ」

「だまされた方にも問題がある」

「信じるべきことを信じないとね」

「朝鮮総連も北朝鮮も、絶対に謝罪することはない。慰安婦問題で謝罪しない日本のようなものだ」(翻訳・編集/吉金

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