アップルCEO、中国工場への生産委託は「労働力の安さではなく、技術者の多さ」―中国メディア

Record China    2015年12月25日(金) 2時10分

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23日、米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)はこのほど、メディアの取材に応じ、中国の工場に生産を委託している理由について「安い労働力のためではない。米国よりも多くの技術者を抱えているからだ」と述べた。写真はアップルのロゴ。

2015年12月23日、中国メディア・環球網によると、米アップルティム・クック最高経営責任者(CEO)は20日、メディアの取材に応じ、中国の工場に生産を委託している理由について「安い労働力のためではない。米国よりも多くの技術者を抱えているからだ」と述べた。23日付で香港紙・文匯報が伝えた。

クック氏は「製造業を重視する中国は大量の技術者を抱えている」とした上で、「米国の全ての技術者が(取材場所の)この部屋に収まるとするなら、中国の全ての技術者にはフットボール場がいくつも必要だ」と表現した。

米国では、アップルなどの企業が安い労働力を求めて海外に生産委託していることが、同国の技術者の雇用問題に影響を及ぼしているとの批判もある。米労働省の統計によると、米国の技術者は2014年5月時点で約7万6000人で、10年前の約10万人から減少している。(翻訳・編集/柳川)

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