Record China 2016年1月1日(金) 5時40分
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28日、政権発足から3年になろうとする中国の習近平国家主席は積極的な外交政策を行っており、これまでの中国指導者たちの外遊記録を更新した。
2015年12月26日、豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドによると、中国の習近平(シー・ジンピン)氏が国家主席となり、政権を発足させて間もなく3年がたつが、これまでの中国指導者たちの外遊記録を更新した。28日付で環球時報(電子版)が伝えた。
習主席は2015年に14カ国を訪れた。米国のオバマ大統領の訪問した11カ国より多く、ロシアのプーチン大統領と同水準の訪問数となった。世界で最も多くの国を訪れた政治手指導者となっただけでなく、中国共産党政権の発足以来、最も外遊した中国指導者となった。
習主席が2015年に訪れたのは、パキスタン、インドネシア、カザフスタン、ロシア、ベラルーシ、米国、英国、ベトナム、シンガポール、フィリピン、トルコ、フランス、ジンバブエ、南アフリカの14カ国。海外訪問日数は42日で、多数の会談をこなし、グローバルな場で積極的に存在感を示した。
北京外国語大学国際関係学院の謝涛(シエ・タオ)教授は、習主席は間違いなく外交政策上積極的に活動する指導者だとし、「中国企業に商取引のつながりを取りつけてくるだけでなく、対外的な中国の政治的影響力を広げることも重視している」と話した。
2015年の外遊中に調印したビジネス合意は総額1300億ドル(約15兆6000億円)に上り、小規模国の国民総生産(GDP)を合わせた額にも匹敵する。その中にはエアバス旅客機70機の発注やラスベガスとロサンゼルスを結ぶ高速鉄道の共同建設、英ウェールズのリゾート開発などがある。
専門家は、2015年の不安定な国際情勢の中、中国のさまざまな外交措置は世界の平和と発展に深く関わるようになり、中国外交の積極さを浮き彫りにしたとし、大国としての立場をさらに引き上げたと指摘している。(翻訳・編集/岡田)
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