マカオのカジノ、中国の反腐敗キャンペーンで34%の大幅収入減、16年も不振の見通し―仏メディア

Record China    2016年1月6日(水) 3時20分

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2日、中国の反腐敗キャンペーンの影響で、マカオのカジノ収入が落ち込んでいる。

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2016年1月2日、仏国際ラジオ放送ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語サイトによると、中国の反腐敗キャンペーンの影響で、マカオのカジノは2015年の総収入が2308億パタカ(約3兆4700億円)にとどまった。14年と比べると34%も減少したことになる。

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マカオ特別行政区のカジノ監察協調局が1日に発表した15年12月のカジノ収入は183億パタカ(約2700億円)で、19週連続での同期比減少となった。政府の統計では、カジノ収入は3年連続で増加したが、14年から低迷し始めた。主要顧客は中国本土の富裕層で、習近平(シー・ジンピン)政権による反腐敗・汚職摘発が大きく影響したとみられている。

マカオの崔世安(フェルナンド・チョイ)行政長官は、16年も賭博収入は減少を続けると予想しており、2000億パタカ(約3兆円)にまで減る可能性もあるとしている。マカオは税収の8割をカジノから得ているが、観光業などを成長させることで、カジノ収入減少による影響を抑えようとしている。

しかし、マカオのカジノ収入は低迷しているとはいえ、米ラスベガスの3倍余りに上る。人口14億人を数える中国からはいまだ3%の人しかマカオに来ておらず、今後もカジノ産業発展の余地はあるはずだとの指摘もある。(翻訳・編集/岡田)

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