2016年1月5日、韓国・中央日報によると、韓国の人気ダンスボーカルユニット・BIGBANGのV．I（スンリ）が数十億ウォン（数億円）の詐欺被害に遭っていたことが分かった。

ソウル東部地検は「スンリさんが歌手仲間から20億ウォン（約2億円）台の詐欺に遭ったという内容の告訴状を受理し、捜査に乗り出した」と明らかにした。

検察によると、スンリは2015年6月、「釜山の不動産開発事業に投資すれば数十億ウォン稼げる」という女性歌手シンの提案を受け、シンに20億ウォンを投資したという。さらに同年8月には、シンから「不動産投資法人の出資金が必要」との説明を受け、追加で5000万ウォン（約500万円）を渡した。しかし投資後、不動産開発法人が設立されないなど、事業は全く進展していないという。

シンは2003年6月に歌手デビューし、2枚のアルバムを発売したが、その後は活動を中止している。また、芸能事務所を経営していたが、15年に廃業した。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「詐欺を働いても、韓国では大した罪にならない。『詐欺大国』から抜け出すために、もっと厳しく処罰してほしい」

「20億ウォン？。一般人には一生かかっても稼げない額だ」

「詐欺に遭ったことよりも20億ウォンを現金で用意できるということに衝撃を受けた。芸能人ってそんなに稼げるの？！」

「BIGBANGといっても、20億ウォンは決して少ない額ではないだろう。2人は一体どんな関係だった？」

「女性歌手を信じていたから20億ウォンも投資したのだろう。仲間を裏切るなんてひどい」

「芸能人なのに純粋過ぎる。無事に解決しますように！」

「今でも十分なのに、それ以上稼ごうとするから…」

「投資に損はつきもの。グループのイメージのためにも、20億ウォンは諦めた方がいい」

「BIGBANGは世界のスターなのだから、人生を学ぶための授業料を払ったと考えて、クールにやり過ごしてほしい」（翻訳・編集/堂本）