2016年1月6日、北朝鮮が水爆実験を行ったとの報道に、中国のネットユーザーが騒然としている。

中国の地震局は同日午前10時30分（日本時間）に北朝鮮で地震があったと発表し、震源の深さは「ゼロメートル」と説明。韓国気象庁は「人工的な揺れ」と見て分析を急いだ。北朝鮮は「正午（日本時間午後0時30分）に重大ニュースを発表する」と予告しており、朝鮮中央テレビは北朝鮮が水素爆弾の実験に「完全に成功」と報道。中国メディアによると、北朝鮮との国境付近に位置する吉林省延吉市などでも揺れが感じられ、ある学校では運動場の地面に亀裂が走り、学生はテストを中断して全員が避難した。

北朝鮮の水爆実験実施を受け、中国のネットユーザーからは「強く抗議する」「中国との至近距離でこんなことをするなんて！」「中国がこの国をかばってきたことを残念に思う」「北朝鮮のことを笑うことはできない。中国にだってこういうことをした過去がある」「いつも日本や韓国があれこれ言われるが、少なくとも核爆弾は持っていないだろう。今一番恐ろしいのは北朝鮮だ」などのコメントが寄せられている。（翻訳・編集/野谷）