2016年1月6日、中国メディア・環球時報によると、北朝鮮が水爆（水素爆弾）実験を行ったと発表したことについて、各国が非難の声を上げている。

朝鮮中央通信社は同日正午過ぎ、北朝鮮が水爆実験に成功したと発表した。これに対して米国は「北朝鮮の挑発行為には相応の対応を取る」として、追加制裁を検討。韓国政府は「北朝鮮が韓国や国際社会の度重なる警告を無視し、4度目の核実験を強行したことを強く糾弾する」とし、「北朝鮮に対価を払わせるため、あらゆる必要な措置を取る」と強調した。日本の安倍首相は「日本の安全に対する重大な脅威で容認できない。強く非難する」と述べた。

国連の潘基文（パン・ギムン）事務総長は、「核軍縮と核不拡散は私にとって最も優先順位の高い仕事の一つ。核実験禁止は全世界に向けた私の約束だ」と述べた。英国のハモンド外相はツイッターで「北朝鮮の水爆実験はすなわち挑戦。非難しないわけにはいかない」とし、安保理決議に著しく違反していると指摘した。豪州のビショップ外相は、「この挑発的で危険な行為を強く非難する。北朝鮮がならず者国家で、世界の平和と安全に対する脅威であることが確認された」とし、追加制裁を行う考えを示した。

また、フランス大統領府は「国連安保理決議に違反する受け入れ難い行為だ」と糾弾する声明を発表。ロシア議会のコサチョフ上院国際問題委員長は、「平壌からウラジオストクまでは700キロもない。北朝鮮のいかなる挙動も、わが国の安全に直接影響する」と指摘。ロシア外交部は昨年10月に、北朝鮮が核保有国となることを認めない立場を示している。（翻訳・編集/北田）