2016年1月7日、中国青年報によると、北朝鮮が水爆実験に成功したと発表した問題で、中国環境当局は6日夜、同日午後1時時点（日本時間の同2時）で中国への環境上の影響は観測されなかったと発表した。

北朝鮮は6日午後12時30分（日本時間）に特別重大報道とする臨時ニュースを通じて「水爆実験に成功した」と発表。実験は同日午前10時30分（同）に実施され、北朝鮮との国境付近にある中国吉林省でも揺れが感じられたと伝えられている。実験施設は中国との国境から100キロに満たない場所にあり、情報を受けた環境当局は放射能などのデータ収集・分析を急いでいた。この先、国境エリアで放射能に対する全面的なモニタリングや分析を行い、情報を公開するとしている。（翻訳・編集/野谷）