2016年1月6日、韓国・聯合ニュースによると、旧日本軍慰安婦問題をめぐる日韓の合意を受け、フィリピンの元慰安婦らが日本による賠償を求めフィリピン政府に対し声を上げている。

元慰安婦を支援する弁護士らは、国連の関連機関に賠償問題に関する援助を求めたほか、フィリピンのアキノ大統領に対し政府責任を問う方策を検討している。これにより、アキノ大統領が元慰安婦らに訴訟を起こされる事態も想定される。

フィリピンの元慰安婦支援団体「リラ・ピリピーナ」は、先月28日に日韓が慰安婦問題で合意した後、「フィリピン政府は戦時中、性奴隷の問題を完全に無視していた」とし、アキノ大統領には「他国の指導者のように正義を主張する意思がまったく見られない」と批判していた。フィリピン政府は、日韓の合意に関して正式な立場表明を行っていない。

この報道に、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「韓国政府に倣わずに、民間だけで協力した方がいい」

「日本人は、ずいぶんいろんな国に手を出したね」

「日本の性奴隷はわれわれだけの問題ではない。日本はフィリピンの人たちにも謝罪と賠償をすべきだ。みんな、貧しくか弱い被害者だったんだ」

「当然の要求だろう」

「台湾は何をしてるんだ？一緒にやるべきじゃないか？」

「連帯して運動すれば力も強くなるはず」

「フィリピン政府は日本から財政支援をたくさん受けているから、なかなか言い出しにくいんじゃないかな」

「フィリピンの政界も、韓国に似て汚れているのかもね」

「韓国も、フィリピンやベトナムの慰安所にいた生存者に対し謝罪と賠償をすべき」（翻訳・編集/吉金）