AI大爆発の前夜を迎えた中国、現有職業の6割が消失か―中国メディア

Record China    2016年1月9日(土) 4時50分

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6日、安徽科大訊飛信息科技有限公司の劉慶峰董事長は、先日開催された2016年正和島新年フォーラムにおいて、今後の人工知能(AI)をめぐる社会の前景について語った。資料写真。

2016年1月6日、安徽科大訊飛信息科技有限公司(科大訊飛)の劉慶峰(リウ・チンフォン)董事長は、先日開催された2016年正和島新年フォーラムにおいて、今後の人工知能(AI)をめぐる社会の前景について語った。一財網が伝えた。

〇AI大爆発の前夜を迎えた中国

正和島の創業者兼チーフアーキテクトの劉東華(リウ・ドンホア)氏は、「中国に限らず、世界規模で、今後5年から10年間は、我々企業にとって最大のチャンスが到来すると同時に、最大の苦境に陥る恐れもある。AI時代が急スピードでやって来るからだ」と指摘した。

劉氏は、「1956年に開催されたダートマス会議でAIという概念が生まれて以来、今年はちょうど60周年にあたる。中国の多くの企業は、長年の間、世界のAI主流圏に入ることができないでいた。だが、チャンスの時がやってきた。先端技術・バックグランド技術の基盤はほぼ確立している。よって、中国は今まさに、AIブーム前夜を迎えたといえよう」と続けた。

〇どのような仕事がAIに取って代わられるのか?

劉氏は、「今や、ロボットの認知力はますます高まっている。人間の眼は可視光線しか認識できないが、機械は赤外線を見ることができる。人間の耳が聞き取ることができるのは、50ヘルツから2万ヘルツの範囲に限られるが、機械は超音波を聴きとることができる。このように、機械が人間より高精度でこなすことができる仕事の分野は、どんどん拡大している」と感嘆しながら語った。

最新の予測によると、2018年までに、300万人の仕事が機械に取って代わられる見込みで、その職種は、簡単な業務だけではない。たとえば、文書管理者や薬剤師など、さらにはCEOのようなトップ職も、全職種の20%以上が、機械に取って代わられると予想されている。

華為(ファーウェイ)公司の田涛(ティエン・タオ)顧問は、「一部の専門家は、AIの発展に伴い、従来の職業の6割が、今後消えてなくなると予測している」とコメントした。また、「10年後、あるいは20年後、それとももう少し後の時代には、人間社会のうち約70%の人々は、一生仕事に就く機会が全くないという時代が来るかもしれない」と予想した。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)

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