女子高生1人だけ使っていたJR北海道の駅、卒業待って閉鎖へ、心遣いに中韓から感動・称賛の声続々

Record China    2016年1月10日(日) 11時30分

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10日、唯一の利用客だった女子高生が卒業する3月末を待って閉鎖を決めたJR北海道の駅が中韓両国で紹介され、両国のネットユーザーの関心を集めている。資料写真。

2016年1月10日、韓国・国民日報はこのほど、唯一の利用客だった女子高校生が卒業する3月末を待って閉鎖を決めたJR北海道の駅を紹介、韓国のネットユーザーの感動を呼んでいる。このニュースは中国でも報じられ、その心遣いにネットユーザーから称賛の声が集まった。

この駅は、JR北海道のローカル線・石北線の旧白滝駅。JRで「旧」の文字が最初に置かれている唯一の駅でもある。

現在、列車は往復で午前7時と午後5時の2回だけ停車する。女子高生の通学時間に合わせたためだ。周辺の人口が減少し、閉鎖が検討されてきたが、女子高生が今春に卒業し、大学に進学することから、JR北海道は引き延ばしてきた閉鎖日を3月26日に決めた。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「女の子1人のための配慮が感動的」「本当に温かい話だ。ほほえましい」「韓国だったらすぐに閉鎖されている」「子どもを産めと口先だけで言いながら、島しょ地域の廃校を推進中のヘル朝鮮(韓国をやゆした言葉)とは全く違う」「これが日本と韓国の違い」などの書き込みが相次いだ。

半面、韓国ネットらしい「日本は敵だが、尊敬する」「歴史認識を除けば日本は良い国」「日本は本当に自国民にとっては良い国だ」といった意見も目立った。

旧白滝駅は中国でも話題となり、ネットユーザーは「人情味があるな」「愛があふれてる」「確かに日本のこういう血の通った公益事業は素晴らしい。日本人の精神は学ぶべき」「中国ではあり得ない。中国政府は国民のことを考えるべきだ。口だけでは国民の信用は得られない」「これが本当の意味での人民への奉仕」などのコメントを多く寄せた。

一方で、韓国同様に「民族の恨みを別にすれば、日本は本当に学ぶべきところの多い国だ」「歴史と政治を除けば、日本に対しては好感が満ち満ちている」などの指摘も少なくなかった。(編集/大隅)

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