2016年1月13日、韓国・ニューシスによると、慰安婦問題をめぐる先月末の日韓合意について、韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領は「今の状況の中で（日本政府から）最善のものを受け取った結果」と明らかにした。

朴大統領は同日午前に国民談話を発表し、その後記者会見を開いた。朴大統領は「慰安婦問題は過去24年間、どの政府も真剣に向き合わず諦めていた」とし、「そのような難しい問題において現時点で最善のものを受け取り、合意のために努力した点は満足している」と述べた。

また、元慰安婦との事前協議が不十分だったとの指摘に対し、「昨年、政府当局は15回にわたり元慰安婦や関連団体と面会した」と明らかにし、「元慰安婦の要求は日本軍による関与を認めること、日本政府の公式謝罪、日本政府予算による補償の3点だった。今回の合意にはこの3点が反映されている」と説明した。

さらに、ソウルの日本大使館前にある慰安婦少女像の移転問題については、「政府がこうしろああしろと言える問題ではない」と強調した。

これについて、韓国のネットユーザーは批判的なコメントを寄せている。

「評価は国民がする。国民のほとんどは日本が反省していると考えていない」

「今回の合意は日本政府にとって最善の結果だった」

「朴大統領は日本政府のスポークスマン？」

「安倍首相は『韓国政府が少女像を移転する』と言っていたが？」

「元慰安婦らは屈辱合意だと言っているのに、なぜ朴大統領だけ満足げなの？」

「いっそ何もしないでほしい。残りの任期は大統領府で遊んで暮らしてほしい。朴大統領は国民の魂と精神をたったの10億円で日本に売り、韓国を三流国家にした」

「内容はともかく、まずは合意した事項を履行するよう安倍首相に伝えてほしい」

「最悪な結果だったと言ってくれた方がましだった」

「朴大統領は少女像の意味を分かっているのだろうか？」

「今までの政府は合意できなかったのではなく、合意しなかった。その程度の内容では誰も満足しないから！」（翻訳・編集/堂本）