2016年1月12日、法制晩報によると、中国の宝くじ史上で過去最高額となる当せんくじの失効が発表された。

昨年11月10日に当せん番号が発表されたものの、換金期限の今月11日になっても当せん者が現れなかったためで、その額は2565万元（約4億6000万円）に上る。この当せんくじが販売された広東省東莞市の宝くじセンターには責任者がぎりぎりまで待機していたが、日付が12日に変わるのを待ってくじの失効を宣言した。

これまでの失効くじの最高額は2011年の約1619万元（約2億9000万円）。今回、誰も受け取りに来なかったことについて、同センターの関係者は「当せん者がくじを紛失したか、数字を見間違えて捨ててしまったのだろう」と話している。宝くじの運営について定めた「彩票管理条例」によると、期限内に受取人が現れなかった当せん金は公益事業の資金に充てられる。（翻訳・編集/野谷）