児童に原因不明の腹痛相次ぐ、共通点から「中国ならでは」の問題が判明―広東省広州市

Record China    2016年1月16日(土) 2時20分

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14日、一人っ子政策の廃止により中国では2人目の子どもを持つことが可能になったが、家族の愛情を独り占めしていた長男長女の反応は良好なものばかりではない。写真は中国の小児科病院。

2016年1月14日、一人っ子政策の廃止により中国では2人目の子どもを持つことが可能になったが、家族の愛情を独り占めしていた長男長女の反応は良好なものばかりではない。山東省の小学校では4年生の児童7〜8人が「連盟」を結成し、弟や妹の誕生に反対した。さらに、弟や妹の存在がストレスとなり体の不調を訴える児童まで現れている。

中国紙・新快報によると、広東省広州市に住む5歳の女の子は頻繁に腹痛を訴え病院を訪れていたが、レントゲンやCTスキャンで検査しても異常は見られなかった。詳しく事情を聞くと、女の子の母親は出産したばかりで、赤ちゃんの世話に追われて女の子へのケアが不足していたという。

同病院の小児科では女の子と同じ状況の患者が数人おり、児童心理専門家は、「長男長女は弟や妹が生まれたことで両親から愛情を注がれなくなると心配し、ストレスを感じる。こうしたストレスを発散せずにため込んでおくと体の不調につながると考えられる」と指摘した。さらに小児科の医師は、「両親が変わらず自分を愛していると分かれば子供のストレスは軽減される。長男や長女との時間をもっと重視した方がいいだろう」とアドバイスしている。(翻訳・編集/内山

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