ソウル市、地下鉄の「妊婦思いやり席」を拡大、韓国ネットは意外にシビア=「問題解決にならない」「まずは認識改善を」

Record China    2016年1月18日(月) 0時0分

拡大

16日、韓国・聯合ニュースによると、ソウル市は一部路線のみに設置されていたピンク色の「妊婦思いやり席」を1〜8号線全てに拡大すると明らかにした。写真は韓国の地下鉄。

2016年1月16日、韓国・聯合ニュースによると、ソウル市は一部路線のみに設置されていたピンク色の「妊婦思いやり席」を全線(1〜8号線)に拡大すると明らかにした。

ソウル市は2013年から1車両に2座席ずつ「妊婦思いやり席」を運営しており、去年からは分かりやすく後ろの壁や床、イス全体をピンク色にした新デザインになった。この思いやり席は2、5号線の全車両および3、8号線の一部車両に設置されていた。今後ソウル市は、ソウルメトロ・ソウル都市鉄道公社とともに積極的にこの拡大を広報していくとしている。

これを受け、韓国ネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。以下はその一部。

「絶対守られないと思う。『妊婦カード』をタッチしたらイスが開くような仕組みにしたら?」

「拡大するんだったら専用車両を造ってよ。そうすれば(妊婦も周りの人も)お互いに気を使わなくて済む」

「政府は育児支援はしないくせに、なんて恩着せがましいことを」

「この制度どうなの?年配者のせいで妊婦が優先席に座りづらいという問題の解決にはなっていない」

「優先席は1車両あたり12席あるのに、そこをお年寄りが独占してしまうのが問題なんだよ。敬老無賃(=ソウルでは65歳以上の高齢者、身体障害者、国家功労者は無料で乗車できる)を無くせばすべて解決できるだろうに」

「私は女だけど、思いやり席を空けておいても結局は関係ない人たちが座る。むしろ無い方がいいんじゃない」

「『妊娠した男の人たち』がよく座ってるよ」

「前に妊婦が立っていても知らん顔の人が多い。思いやりの心が足りていない。だからこんな意味ないことに税金の無駄遣いはやめて」

「席を拡大するより、まずは認識改善。『思いやり席』以外でも妊婦に席を譲れるように…」

「ついこの間まで妊婦だったけど、自分のせいで『おもいやり席』に座っている人が心苦しい思いをするんじゃないかと思って、むしろその席を避けるようになった。どうか妊婦みんなが気楽に座れる日が来ますように」(翻訳・編集/松村)

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