2016年1月16日、台湾独立支持派と指摘されたことで、謝罪動画を公開した台湾人アイドルのツウィ（TzuYu/周子瑜）に対し、台湾では多くの人が韓国の所属事務所に怒りの矛先を向けている。聯合報が伝えた。

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韓流ユニットTWICEの最年少メンバーのツウィはこのほど、バラエティー番組で台湾の旗を手にしていたことが中国で問題視され、台湾独立支持派と批判された。所属事務所のJYPエンターテイメントは、混乱を避けるため中国での活動中止を発表したが、これに続いて15日、ツウィの謝罪動画を公開。動画の中でツウィは、「自分が中国人であることに誇りを持っています」と語っている。

台湾メディアによると、この騒動でJYPの株価が下落し、1日で約2億4000万台湾ドル（約8億4000万円）の損失が出ている。これに加えて中国では、JYP所属タレントのボイコットを叫ぶ声も高まっている。このため、ツウィにグループ脱退を迫った上で、謝罪動画に出演せよと強制したのではないかとの憶測が飛び交い、台湾のネットユーザーは「汚い」として、JYPへ怒りの矛先を向けている。

この騒動については香港や東南アジア各国、ロシア、米国などからもツウィを応援する声が高まり、「#standbyyu」「#StayStrongTzuyu」といったハッシュタグを使って応援する人が増えている。また、多くの芸能人も声を上げており、ミュージシャンのジェフリー・ホァン（黄立成）、女性歌手デニス・ホー（何韻詩）らがフェイスブック上で次々に応援メッセージを発表している。（翻訳・編集/Mathilda）