Record China 2007年11月11日(日) 11時8分
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古都・西安に中国版「ピサの斜塔」として知られる「大雁塔」という古い塔がある。1996年に傾斜度が最大に達したが、地下水漏れ防止などの対策で傾斜の進行が止まったうえ、年に約1mmづつ回復。1000年後には完全に垂直になる計算だという。
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陝西省西安市の南に位置する慈恩寺の境内にある「大雁塔」。西北方向に傾き、中国版「ピサの斜塔」として知られるが、1996年をピークに傾斜の進行が止まり、逆に1mmづつ回復しているという。
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「大雁塔」は652年、唐の高僧、玄奘三蔵がインドから持ち帰った経典を保存するために建てられたと伝えられており、西安に現存している最も有名な古塔。
史料によると、「大雁塔」は1719年(清朝の康熙58年)には西北に198mm傾いていた。その後、同方向に傾斜が進み、1996年に1010.5mmとピークに。
政府の関係部門は傾斜を少しでも食い止めようと、地下水漏れ防止などの措置を実施。その結果、1997年以降、傾斜の進行が止まったうえ、逆に毎年1mmずつ回復している。今年の測量結果では、傾斜度は1000.2mmとなっており、10年間で10mmあまり回復した計算。このペースだと、あと1000年で塔は完全な垂直に戻る。(翻訳・編集/藤野)
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