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1日、中国遼寧省瀋陽市の街中で、ナチスのハーケンクロイツが描かれたピックアップトラックが目撃され、瀋陽晩報がその違法性について伝えた。写真は瀋陽。
2016年2月1日、中国遼寧省瀋陽市の街中で、ナチスのハーケンクロイツが描かれたピックアップトラックが目撃され、瀋陽晩報がその違法性について伝えた。
ハーケンクロイツが描かれていたのは車体のリアゲート部分で、全体にハーケンクロイツとドクロの画が大きく描かれていた。この絵柄に違法性はないか警察に問い合わせると、「ペイントの内容は別にして、面積は違反している」と指摘。
警察関係者によると、自家用車の場合、総重量や乗車人数以外のものは車体にペイントしてはいけないと交通法で決まっている。ただ、ペイントの内容を取り締まる法律はないため、「ナチスのシンボルであるハーケンクロイツを描いた」を理由に罰することはできないという。弁護士も「ナチスのシンボルを描くことは公徳に反しており、国家の利益も損なう行為。いかなる理由があろうとも不適切なペイントであるのは間違いないが、違法とは言えない」と述べ、不適切ではあるが、ペイントの内容を理由に取り締まれない現状を説明した。(翻訳・編集/内山)
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