土砂流入に悩む天山天池、大型環境保護プロジェクト動き出す―新疆ウイグル自治区

Record China    2007年11月19日(月) 11時30分

拡大

2007年11月、国家級観光地にも選ばれている新疆ウイグル自治区天山天池だが、土砂が流れ込み年々面積が縮小するなど環境悪化が問題化。16日、自治区政府は3億円近くを投じた環境保護プロジェクトの実施を発表した。

(1 / 4 枚)

2007年11月、国家5A級観光地にも選ばれている新疆ウイグル自治区天山天池だが、土砂が流れ込み年々面積が縮小するなど環境悪化が問題化していた。16日、自治区政府は2000万元(約3億円)を投じた新疆天池環境保護プロジェクトの実施を発表した。

その他の写真

天山天池が位置する新疆ウイグル自治区は牧畜が盛んなことで知られる。しかし、過度の牧畜は家畜が草を食べ尽くしてしまい、草原を消失させる。天山天池周囲の草原も大きな被害を受けている。草原を失った大地は土壌を保持する力を失うため、大量の土砂が天山天池へと流れ込んだ。過去30年間で中心部に向け200mもの長さにわたり土砂が堆積、湖水面積は約3%減少した。

自治区の環境保護プロジェクトは、約70ヘクタールの植樹の実施、165ヘクタールの牧畜禁止区画への指定、約100戸の牧畜民の移住―の3点からなり、生態環境の回復を目指している。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携