Record China 2007年11月21日(水) 17時39分
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6000年前の頭蓋骨から長江流域の古代人の頭部が石膏像で復元された。実際の顔との誤差は20%以下だそうだ。
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6000年前、長江中・下流域に住んでいた祖先の顔立ちはどのようなものだったのだろうか。中国の新石器時代文化の遺跡―江蘇省金壇市三星村の遺跡から出土した頭蓋骨を使って専門家が1年に渡って研究、その成果がようやく実ったと、2007年11月20日、東方網が伝えた。
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今回の三星村古代人の頭部復元は、金壇市博物館が公安部刑事の調査専門家に委託して1年がかりで完成されたもの。説明によれば、復元された“原型”は男女各ひとつの頭蓋骨で、中国刑事学院の依偉力(イー・ウェイリー)教授などの専門家の手で200あまりの出土した頭蓋骨の中から選び抜かれた「推定30歳前後の理想的な頭蓋骨」だそうだ。
06年には、湖南省長沙市の馬王堆漢墓で発見された女性ミイラを復元、他にもこれまで22体の楼蘭女性ミイラの顔などが中国刑事学院の依偉力教授、趙文章(ジャオ・ウェンジャン)教授の手によって復元されているものの、その多くは立体のものではなかったことから、今回の立体的な石膏像としての復元は注目を浴びている。ある専門家によれば、今回復元された顔と実際の顔の誤差は20%以下とのこと。
復元された古代人の頭部石膏像は同博物館で一般公開される予定だという。(翻訳・編集/岡田)
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