中国で高まる外国製品への「制裁」の声、自らを傷つけるもろ刃の剣にも―米華字メディア

Record China    2016年7月23日(土) 20時20分

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21日、米華字ニュースサイト多維新聞は「中国では民族主義の高まりにより、外国や外国製品に対する『制裁』を求める声が強まっている」と伝えた。資料写真。

2016年7月21日、米華字ニュースサイト多維新聞は「中国では民族主義の高まりにより、外国や外国製品に対する『制裁』を求める声が強まっている」と伝えた。

中国ではここ数年、外国や外国製品に対して「制裁」を求める声が強まり、一定の成果を上げている。主体は政府や市民、国内外を問わない。外国に「制裁する」と圧力をかけることで、自らの権威を高め、秩序を維持する狙いがある。しかし制裁は両刃の剣。あまり頻繁に発動すれば、簡単に自らを傷つけることにもなるだろう。

政治的な領域での制裁には、2つのパターンがある。まずは国や国家の集合体が強制措置を行うこと。2つ目は国連のような国際組織が行う場合だ。中国による「制裁」の対象は複雑で多岐にわたる。南シナ海問題で対立するフィリピン、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の配備で合意した韓国と米国などだ。

中国は制裁を連発することで権威を保とうとしているが、もろ刃の剣を振りかざすのと同じ行為だ。現代国際社会の主流は平和的手段で発展することがテーマ。また小国でも急所を押さえれば大国に制裁を加えることが可能なのだ。(翻訳・編集/大宮)

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