没落する香港、国際金融センターの地位は上海の手に―香港紙

Record China    2016年6月21日(火) 8時40分

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14日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、香港の国際的地位が上海に奪われつつあると報じた。中国の窓口としての重要性が薄れつつあるなか、香港の優位性が失われている。写真は上海。

2016年6月14日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、香港の国際的地位が上海に奪われつつあると報じた。18日付で参考消息網が伝えた。

今年第1四半期、香港のGDPは11年以来となる落ち込みを記録した。1月には不動産取引成約数が25年ぶりの低迷となった。2月には英金融大手HSBCが本部の香港移転を中止すると発表。3月にはロンドンのリサーチ企業Z/Yen Group発表の金融センターランキングでシンガポールに追いつかれた。4月には世界最大級の不動産デベロッパー、大連万達商業地産が香港証券取引所での上場廃止を申請した。その後は上海市場での再上場が有力視されている。

世界の金融センターとして存在感を示してきた香港だが、今その地位は上海に奪われつつある。香港はかつて中国の窓口として確固たる地位を擁していたが、今や中国本土に直接投資するハードルも下がり続けている。(翻訳・編集/増田聡太郎

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