Record China 2007年11月29日(木) 19時42分
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北京市では食塩の過剰摂取で健康被害が起きている。そのため行政が2グラムずつの小分けの食塩を無料で配布し、減塩の習慣をつくるキャンペーンを行っている。資料写真。
2007年11月28日、チャイナニュースの報道によると、北京市では食塩の過剰摂取が高血圧などの病気を引き起こす大きな原因の一つになっている。このため北京市では減塩のキャンペーンとして、各家庭に1パック2グラムの小分けの食塩を配って、健康意識を高めてもらい市民の健康を守ろうとしている。
北京市の、市街地に住む人の一日の食塩の摂取量は10.9グラムで、農村地区に住む人の摂取量はさらに多く16.5グラム。世界保健機関が定める一日6グラムの目安を大きく超えている。
11月28日、北京市商務局が行ったキャンペーンで、今年12月に100万パックの小分けの食塩を配り、健康意識を高めると発表した。来年も配布を続け、3か月に1回ずつ125万パックの食塩を配る。各家庭に、少ない食塩のパックを使うことで、減塩の習慣をつくってもらうねらいだ。
商務部門によると、市内の商店にあらかじめ食塩のパックを届け、消費者が買い物をするときに無料で1パック2グラムの塩をもらえるのだという。
北京市衛生局はすでに500万パックの塩を配布しており、塩を控えることは「健康オリンピック」の活動になりそうだ。(翻訳・編集/浅野)
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