海面が30年で9cm上昇!天津沿岸は20cmで最高、温暖化の影響浮き彫りに―中国

Record China    2007年12月3日(月) 8時59分

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12月2日の報道によると、中国沿海の海面はこの30年間で平均9cm上昇したことが分かった。温暖化の影響は明らかで、2050年には2000年と比べ、最高で22cm上昇するとの予測も。写真は山東省威海の海岸。

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2007年12月2日、北京の「北京晨報」が国家海洋局の発表として報道したところによると、中国沿海の海面はこの30年間で平均9cm上昇したことが分かった。

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地域別では、天津沿岸の上昇率が最も高く20cm上昇。次いで上海沿岸の12cm、遼寧省、山東省、浙江省沿岸でも10cmを超える上昇となった。福建省と広東省沿岸は5cmの上昇にとどまっている。

海洋局は「地球温暖化の影響が中国沿岸部に及んでいることは明らか」とした上で、「このまま推移すると、2050年には中国沿岸の海面は2000年時と比較して最高で22cm、最低でも13cm上昇する」と予測している。

国内16か所に設置された海洋観測ステーションの海水温度調査によると、この43年間で中国沿岸の平均海水温は0.7度上昇しており、特に冬期は1度の上昇が確認されている。(翻訳・編集/本郷智子)

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