Record China 2007年12月5日(水) 15時58分
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12月4日、中国の富裕階級の資産レベルは上昇したが、「幸福指数」は下降しているとの調査結果が出た。高級品や高収入への渇望が、幸せを感じる心を失わせていると専門家は指摘する。
2007年12月4日、広州の「南方都市報」は国内の富裕階級を対象におこなった意識調査で、彼らの資産レベルは向上しているが「幸福指数」は下降気味であるとの結果を報じた。
深セン市で開催された国際金融博覧会で、中国の投資コンサルタント会社「中大君融個人理財研究センター」は2006年の第1回調査に続き、今年行った調査結果で作成した「2007年財産管理系列指数」を発表。資産運用100万ドル以上の富裕階級を対象に行った調査では、資産レベルが今年平均で20.12%上昇しているにもかかわらず、幸福指数は逆に0.29%下がったとしている。
これについて同社の蘇武康(スー・ウーカン)博士は、ぜいたく品や高級品への強い欲求や高収入への渇望が、人々にそこにあるべき幸福を見失わせていると説明。同時に、多くの中小企業の経営者が「人民元の価値」の中に幸福は見出せないと感じていることも明らかにした。(翻訳・編集/本郷智子)
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