<横顔>ブルース・リーやジャッキーとカンフー映画ブーム支えた香港映画界の重鎮―サモ・ハン・キンポー

Record China    2007年12月10日(月) 18時55分

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先日、中国メディアによって伝えられた香港映画の重鎮・サモ・ハン・キンポーの急死説。ここでいちど、彼の足跡を振り返っておこう。

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先日、中国メディアが、香港の俳優であるサモ・ハン・キンポー(洪金宝)が急死説を伝え、物議を醸した。サモ・ハンは何と言っても、カンフー映画で一大ブームを引き起こし、世界に香港映画を知らしめた、香港映画界の重鎮だからである。

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幼少の頃から京劇の厳しい訓練を受けてきたサモ・ハンはその巨体をものともしない敏捷なアクションを売りに、映画界へ入っていった。1971年にゴールデン・ハーベスト社と契約し、スタント俳優として活躍、1973年には「燃えよドラゴン」でブルース・リーとも拳を交えている。

その後は京劇学校時代の同級生であるジャッキー・チェンの数々の映画に出演、ジャッキー映画に欠かせない存在としてカンフー映画のブームを支えた。なお、映画監督や映画製作者としても頭角を現し、「五福星」「七福星」などの「福星」シリーズの監督や、かの「霊幻道士」シリーズを仕掛けたプロデューサーとして、名だたる活躍を見せている。

長年のスタントを使わないアクションがたたって早くに身体を傷め、近年その姿を見ることは少なくなったが、サモ・ハンは間違いなく、香港映画史に残る重鎮の1人なのである。

●サモ・ハン・キンポー(洪金宝)

1949年12月11日、香港生まれ。俳優、映画武術指導者、映画監督。10歳より中国戯劇学院に入学、ジャッキー・チェンやユン・ピョウらと京劇を学ぶ。18歳でスタントマンとして映画界入り。以後、アクション俳優および武術指導者として、70年代後半から80年代のカンフー映画ブームを支える。代表作は「燃えよデブゴン(1978)」「五福星(1984)」「プロジェクトA(1984)」「スパルタンX(1984)」。(翻訳・編集/愛玉)

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