国家公務員の採用試験、46倍の難関に―中国

2007年12月10日の北京晨報によれば、中国の2008年国家公務員試験が9日、全国38都市で一斉に行われた。今年の受験者数は64万人と去年よりも12％も増え、過去最多。採用数は1万4000人で、倍率は46倍。そのうち、北京地区の受験者総数は8万人となっている。人事部担当者によれば、受験者数は毎年増えているが、それによって試験問題の難易度を上げることはないとのこと。

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今年の論述試験は「人と自然」がテーマで、社会的な関心の高い10課題が与えられ、その中には03年以来議論の対象となっている怒江ダムも含まれていた。これは適切な分析が可能か判断する課題だと、公務員試験に長年携わってきた担当者は語ったが、受験生は思いがけない課題に戸惑ったようだ。

人事部公務員管理局によれば、試験結果と合否ラインは、来年1月下旬に公表される予定とのことだ。（翻訳・編集/岡田）