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中国「乞食経済」のなぞ?月々7500円で、貸し出されていた7歳の息子は“乞食”に…―遼寧省葫芦島市

Record China    2007年12月13日(木) 0時38分

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2007年12月、中国安徽省で、月々500元で貸し出されていた7歳の息子は“乞食”をさせられていたが、両親が改心し取り戻した。写真は青島市の街頭の子供。

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安徽省太和県のある夫婦が、3か月間他人に貸し出され乞食をさせられていたわが子を取り戻すため、遼寧省葫芦島市まで遠路はるばる訪れたと、2007年12月11日北国網が伝えた。

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12月9日、遼寧省葫芦島市のある通りで、よそから来たらしき女性2人が「子供を返せ!」「返さない!」と言い争っていた。2人のそばには30歳前後の男性と子供が1人見守っていた。一方の女性が「まだ期限が来てないから返さないよ!借り賃はちゃんと払ったじゃないか!」と言うと、もう一方の女性は「お金は返します!だから子供を返して!返さないなら警察に訴えるから!」と言い100元札の札束を取り出し手渡した。女性は札束を受け取ると、子供を残し立ち去った。

聞けば、女性は34歳、一緒にいた男性は夫で36歳、安徽省太和県に住んでいるが、生活苦のため、3か月前7歳になったばかりの息子を月500元(約7500円)で隣村の女性に貸し出したのだ。隣村のこの女性はよく乞食をしに出かけており、借りた子供を乞食に連れて行った。乞食をするのはこの地方では珍しいことではなかったことから、夫婦もとくに何とも思わなかったが、次第に子供に対して申し訳ない気持ちがつのっていったそうだ。一か月前から女性と息子は行方が知れなかったが、何とか居場所をつきとめ取り戻しに来たのだという。

中国には“乞食経済”があり、安徽省太和県には乞食をする人が多い。また甘粛省の小寨郷が“乞食村”として全国的に有名で、小寨郷村と虎竜村は典型的な“乞食村”。村人の大半が乞食の経験者で、乞食をして家庭を助ける子供も多いそうだ。(翻訳・編集/岡田)

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