韓国の競泳スター朴泰桓、土下座のかいなく「五輪代表選抜、再論の余地はない」=韓国ネット「後輩に譲ってあげて」「このもどかしい気持ちは…」

Record China    2016年5月11日(水) 18時50分

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11日、大韓体育会は韓国競泳界のスターでドーピング違反による処分期間が終了したばかりの朴泰桓のリオデジャネイロ五輪代表選抜問題について、「再論の余地はない」と強調した。資料写真。

2016年5月11日、韓国・国民日報によると、大韓体育会は同日、韓国競泳界のスターでドーピング違反による処分期間が終了したばかりの朴泰桓(パク・テファン)のリオデジャネイロ五輪代表選抜問題について、「再論の余地はない」と強調した。

朴泰桓は「国家代表選抜規定の欠格事由に該当する」との理由で、リオデジャネイロ五輪派遣候補者のリストに含まれなかった。大韓体育会は「11日午前に開いた第1回競技力向上委員会で、朴泰桓の五輪代表選抜に関する議論は一切しなかった」と明らかにした。競技力向上委員会の代表は協議後、「国家代表選抜の規定については、特別な問題がないため改定する理由がない」とし、「他の案件も含め、朴泰桓については議論されなかった」と説明した。

朴泰桓がリオデジャネイロ五輪に出場するためには、競技力向上委員会が朴泰桓の国家代表選抜についての案件を上程し、スポーツ公正取引委員会が最終決定をする必要がある。スポーツ公正取引委員会はすでに、「法律の公平性のための一般的な法の原則に基づき、特定の人のために規定を改正することはない」との立場を示した。

一方、朴泰桓はリオデジャネイロ五輪出場を諦めておらず、大韓体育会長に自身の立場を伝えるため、面談を要請した。また、面談の結果によっては、国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)へ提訴する方針も明らかにした。

朴泰桓は今月初め、仁川市庁で開かれたユ・ジョンボク市長の記者会見に出席した際、リオデジャネイロ五輪への出場許可を求めて土下座した。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「選手のことを一番に考えるべき」

「原則を守るのもいいけど、国民のこのもどかしい気持ちはどうするつもり?1度くらい検討すればいいのに…」

「他の国に帰化してほしい」

「頑なに原則を守る人たちなのに、どうしてこんなにも不正や派閥が多い?」

「委員会は自分たちの給料に関わること以外は興味がないのだろう」

「後輩のために譲ってあげて。朴泰桓が出場するために他の選手が犠牲になってはいけない」

「もちろん原則を守るべき。政治家がしそうな白々しい土下座を見て、応援する気をなくした国民は多いだろう」

「朴泰桓はもういい。今後は朴泰桓のような人材を発掘し、国全体で育てていこう」(翻訳・編集/堂本

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