福田首相が27日に訪中、初の首脳会談のほか、講演や孔子のふるさと訪問も―中国

2007年12月21日、中国のニュースサイト「中国新聞網」は、福田康夫内閣総理大臣が、中国の温家宝（おんかほう）首相の招請に応じ、12月27日から30日にかけて中国を正式訪問することを、両国政府がそれぞれ発表したと報じた。

日本の各メディアの報道によると、福田首相は28日に胡錦涛（こきんとう）国家主席、温家宝首相と会談を行うほか、北京大学での講演会、天津市開発計画区の視察、山東省曲阜市の孔廟（孔子の生誕地にある孔子を祀った廟。世界遺産）の訪問が予定されている。

町村信孝官房長官は、「今回の会談で、日中双方が地球温暖化などの国際的な問題について率直に意見を交換し、日中間の戦略的互恵関係をより強化したい」と語った。

中国駐日大使・崔天凱（ツイ・ティエンカイ）氏は、「福田首相の訪中により、ハイレベル相互訪問の充実と戦略的互恵関係の発展を期待したい。日中の末永い発展の枠組みの構築のために、各方面での提携を強化したい」との見解を示した。（翻訳・編集/高橋）