日本人の“西遊記愛”は中国人が面目ないと感じるほど=ドラマもアニメ映画も日本が世界初―中国メディア

Record China    2016年6月11日(土) 5時40分

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8日、中国の4大奇書の1つである西遊記は国内のみならず世界でも知られた伝奇小説で、とりわけ日本では人気が高い作品。これに関連して中国メディア・界面は「日本人の西遊記愛は中国人が面目ないと感じるほど」と伝えた。写真は中国の西遊記関連書籍。

2016年6月8日、中国の4大奇書の1つである西遊記は国内のみならず世界でも知られた伝奇小説で、とりわけ日本では人気が高い作品。これに関連して中国メディア・界面は「日本人の西遊記愛は中国人が面目ないと感じるほど」と伝えた。

西遊記は中国の小説だが、日本は1978年に世界で初めてドラマ化している。同年は日中平和友好条約が調印された年でもあったため、中国当局の協力のもと撮影が行われた。このドラマは中国でも放送されたが、「原作とあまりにもかけ離れている」と官民から反対の声が上がりわずか3話で放送が中止となった。その後も日本では1994年、2006年に西遊記のドラマが制作された。

日本の西遊記映画の歴史はさらに古く、最初の映画は1940年に公開された東宝の「エノケンの孫悟空」で、同作品は前後編の2部作。日本は2014年までに7部の西遊記映画を製作している。

さらに、西遊記のアニメ映画を世界で初めて製作したのも日本。1960年に初めて西遊記のアニメ映画が公開されて以降、数え切れないほどのアニメや漫画が西遊記を題材にしてきた。中でも「ドラゴンボール」は代表格だろう。

日本の西遊記作品では三蔵法師を女性と設定するケースが多いため、中国では好き嫌いがはっきり分かれてしまうが、1万人いれば1万人の孫悟空が存在し、国によって西遊記の捉え方が異なるのは仕方のないことだ。(翻訳・編集/内山

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